演歌歌手森山愛子(32)が初の海外公演を行うことが3日、分かった。来年4月10日に台湾で開催する。この日、都内で取材に応じた森山は「来年は15周年の節目。今までコツコツやってきたけれど、節目の年に何か足跡を残したい。台湾公演もその1つ」と意気込んだ。

 「今まではぬるっとやってきた。ここで自分は変わらないといけない。後輩たちに負けたくない」と心に決めた森山は今年5月からジムに通ってシェイプアップ。体重を4キロ落とし、筋肉質なボディーを手に入れた。11月に発売した「会津追分」を勝負曲と位置づけ、ジャケット写真撮影のため髪の毛を30センチもカット。「何としてもこの作品を売りたいという強い思いの表れ」だという。その思いが通じたのか、CD売り上げは1万枚を突破し、YouTubeのプロモーションビデオ再生回数は約20万回に達した。「来年も『会津追分』にかける。5万枚を通過点に30万枚が目標です」。“闘魂の歌姫”のニックネームを持つ森山らしく鼻息荒く宣言した。台湾公演は、すぎもとまさと(68)あさみちゆき(39)と競演する。【松本久】

 ◆森山愛子(もりやま・あいこ)本名・大森愛美。1985年(昭60)1月27日、宇都宮市生まれ。04年5月に「おんな節」で歌手デビュー。アントニオ猪木が名付け親で「闘魂の歌姫」がニックネーム。介護福祉士の資格を持つ。とちぎ未来大使。158センチ。血液型B。