シリーズ最新作となる映画「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」(15日公開)の来日会見が7日、都内で行われ、米俳優マーク・ハミル(66)が、昨年末に60歳で急死した米女優キャリー・フィッシャーさんへの思いを明かした。2人は15年の第7作で同じ役で35年ぶりに顔を合わせるも、フィッシャーさんは第8作となる今作の撮影後、帰らぬ人に。「記憶に残る演技だった。これが最後とは誰も思わなかった」とライアン・ジョンソン監督(43)もショックを隠せない。

 ハミルは「遺作の映像を見ているとセンチメンタルな気持ちになるが、毎日を精いっぱいに生きた彼女はそれを望まないだろう。楽しまなくちゃね」。

 フィッシャーさんは、父が歌手エディ・フィッシャーさん、母が女優デビー・レイノルズさんで、生まれながらのハリウッドセレブだった。一方、父が軍人だったハミルは「スター・ウォーズ」のオーディションではい上がった。「撮影所では、よく言い合いになった。でも言うだけ言うとすっきりした。ケンカと仲直りの毎日。ずっと兄妹のように思っていた」と話すと目を潤ませた。【相原斎】