ハロー!プロジェクトの9人組アイドル「つばきファクトリー」が、第59回日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞した。

 発表の瞬間、メンバーは驚きで一斉に口元を押さえ、目に涙を浮かべた。表彰盾を受け取ったリーダー山岸理子(19)は「一生に1度しかない新人賞なのでうれしい」と喜ぶと、リクルートスーツ姿でパフォーマンスする「就活センセーション」を元気よく披露した。

 苦労を重ねてきた。ハロプロ研修生の同期として活動してきたメンバーが「こぶしファクトリー」として15年9月にメジャーデビューした。先を行く同期の背中を追いかけながら実力を磨き、今年2月にデビューを果たした。

 こぶしファクトリーは15年に最優秀新人賞を受賞している。谷本安美(18)は「ライバルのこぶしが取って、ずっと私たちも取りたいと思っていました」。小片リサ(19)は「3年間頑張ってきた。全員で夢をかなえられてうれしい」。司会のTBS安住紳一郎アナウンサー(44)は思わずもらい泣きした。

 来年2月22日のデビュー記念日に単独初ライブを東京・ディファ有明で行う。山岸は「この賞に恥じないようにメンバーと一緒に頑張っていきます」と話した。