坂東玉三郎(67)の特別コンサート「越路吹雪を歌う『愛の讃歌』」(4月12日=東京・NHKホールほか)の会見が28日、東京・銀座のブルガリで行われた。尊敬する歌手越路吹雪さんの代表曲を、真琴つばさら越路さんの宝塚歌劇の後輩たちと歌うコンサートで、玉三郎は会見で「愛の讃歌」「すみれの花咲く頃」を歌った。

 歌唱前に玉三郎は「つたない歌ですが、一生懸命歌います」と話し、歌った後には「緊張しました」と何度も繰り返した。若い頃から越路さんの公演は欠かさず見ていた玉三郎は「思い出は数限りなくあります。舞台裏の生き方も越路さんに学んで、真似をしてきました」という。

 コンサートでは「枯葉」「バラ色の人生」「水に流して」などを歌う予定で、「越路さんというレジェンドをより知ってもらうために、心の入っている歌を披露したい」と話した。