お笑い芸人・三瓶(41)が5日、故郷の福島へ活動拠点を移すことを発表した。

 郡山市内の「福島よしもと」で会見を開き「23年ぶりに、生まれた福島に戻ることになりました。福島にとどまらず、東北6県を股にかけて活動させていただきます。復興の力になりたい。僕の地元ですから。僕によって、地元が元気になればいいんじゃないかなと」と決意表明した。

 吉本新喜劇のような劇団を立ち上げる構想を持つ。「僕は山田花子さんに憧れて、この世界に入った。新喜劇のようなものを、7~8人の劇団でやっていきたい。喜劇役者をやってみたい」と語った。またサッカー通らしく「サッカーの仕事は何でも! 東北はチームがそんなに多くはない。J1、J2に東北で3~4チームはいるようにしたい。(クラブを)立ち上げたい。いや応援したい」と冗談を交えながら、自らを売り込んだ。

 東北で活躍する全国区のお笑いコンビといえば、地元・宮城で冠番組を持つサンドウィッチマンがいるが、「サンドウィッチマンさんには勝てるとは全く思っていないが、三瓶もいるということを分かってくれれば」と話した。

 4月から東北3県で、テレビとラジオを合わせ4番組に出演することも発表された。テレビは、福島中央テレビ「ゴジてれ」の毎週金曜日中継コーナー、KHB東日本放送(宮城)の「夕方LIVE! キニナル」。ラジオは山形県内の2局で、おらんだラジオの「おらんだの昼 ひるらじ」の第2木曜レギュラー(正午~午後3時)、エフエムNCVおきたまGO!の「住みます芸人 よぐござったなっし」の第2木曜日レギュラー(午後5時~7時)を受け持つ。