タレントで女優の蒼井そら(34)が9日、都内で主演するBSジャパンドラマ「逃亡花(のがればな)」(14日スタート、土曜深夜0時)の会見に出席した。

 夫殺しの容疑をかけられた妻が、逃亡しながら敵討ちを成し遂げようとするサスペンス。蒼井はぬれぎぬを着せられた妻、小園井咲子を演じる。

 蒼井が出演し、05年に放送された同局系ドラマ「嬢王」を手掛けた森田昇プロデューサーは「この作品をドラマ化するとしたら蒼井さんでやろうと決めていた。『嬢王』という作品がなければ、深夜のドラマ枠は存続しなかったと思う。蒼井さんはその立役者です」と感謝を伝えた。じっと話しを聞いていた蒼井は「泣いちゃう」と涙をぬぐい、「うれしい言葉を掛けていただいて、感動しきりです。13年前の『嬢王』を頑張ってやっててよかったんだな、というところにいます」とあいさつした。

 蒼井は連続ドラマ初主演。「ずっと出ずっぱりです。余裕のなさが芝居に出ていて、よいと思いたいです」と笑った。

 この日、蒼井はボルドーカラーのミニドレスで登壇した。隣に座る共演の大浦龍宇一(49)は「いつもは修羅になるところを見ているので、きらびやかな蒼井さんにドキドキしています」。劇中で蒼井にナイフを突きつけられるシーンがあり、「突然修羅になる瞬間があります。スイッチが入った時だけ怖いです」と明かすと「夜叉(やしゃ)が降りてきました」と笑った。

 私生活では1月にDJ NONと結婚した。夫は蒼井の仕事に関して口出しをしないタイプという。作品はハードだが、「家庭には影響を及ぼしてません」と笑顔を見せた。

 会見には永沢俊矢(56)も出席した。