菜々緒(29)が9日、都内で、ゴールデンタイム初主演連ドラとなる日本テレビ系「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」(14日スタート、土曜午後10時=初回15分拡大)制作発表会見に出席した。

 同作は、どんな会社にも起こり得る問題を悪魔のような方法で解決していく作品。菜々緒は、悪魔と呼ばれるほど冷酷非情にしてすご腕の人事コンサルタントを演じる。

 役を演じる上で気を付けている点は「緊張しないこと」だという。「目上の方に堂々と発言するシーンが多いので、緊張してしまうと言葉やしぐさに出てしまう」と話した。「毎回、大どんでん返しを期待して見ていただけたらいいなと思います。最後まで見届けてください」とアピール。クールビューティーな悪女を演じることが多いが、本作では悪女を超えた“悪魔”になる。

 この日、Sexy Zone佐藤勝利(21)木村佳乃(42)和田正人(38)白石聖(19)鶴見辰吾(53)船越英一郎(57)西田敏行(70)も登壇した。

 眞子に翻弄(ほんろう)される新入社員・斉藤博史を演じる佐藤は「役柄からMっぽく映るけど、共演者のみなさんに、そのMっぽさが好評です」と笑った。「菜々緒さんには、男なんですけどヒロインと呼ばれています。そう言っていただく以上は、ヒロインも背負って斉藤博史のかわいらしさも出せるようにがんばりたい」とほほ笑み、会場を沸かせた。

 西田が日本テレビ系ドラマに出演するのは、94年放送の「遠山金志郎美容室」以来24年ぶりとなる。「『池中玄太80キロ』という作品で勉強させていただいて、世の中に存在を知らしめていただいたのは日本テレビなんですね」といい、「だから恩義を感じている。今回のオファーも2つ返事でOKした」と話した。「菜々緒さん、勝利くん、この2人のコンビネーションでやると聞いて狂喜乱舞しました」といい、本作では会長役を演じることから「勝利くん、味方だよ」と佐藤に呼びかけた。

 また、安室奈美恵(40)「Body Feels EXIT(from AL「Finally」)」のドラマ主題歌決定も発表された。95年に発売され88万枚を売り上げた安室の代表曲で、昨年、新たにレコーディングされた新バージョン。ドラマ側から歌詞の世界観が合致すると依頼があり実現した。安室は「大切に歌い続けてきた楽曲をドラマ主題歌に選んでいただき、大変光栄に思っています。型破りで大胆なヒロインが繰り広げるオフィス・ドラマを、さらに盛り上げるお手伝いができればうれしいです」とコメントを発表した。

 菜々緒は「私が7歳のころに発売された楽曲です。最初はドッキリかと思いました」といい、「これだけ長く愛されてきた楽曲がこのドラマの主題歌ということで、ドラマも楽曲同様長く愛される作品にしたいと思います」と決意を見せた。