「overture」に乗って7000人のファンが待つ会場後方ステージにメンバーが登場。松井珠理奈(21)の「SKE48です。SKE祭りにようこそ!」のかけ声でコンサートは開幕した。

 オープニングナンバー「SKEフェスティバル」では、メンバーが会場通路で歌い、山田樹奈(19)の「友達100人できるかなコンサートですが、みなさん友達になってくれますか。みんな一緒に踊りましょう!」の呼びかけに早くも会場のボルテージは沸騰した。

 メンバーがゴリラのものまねをする楽曲「ウッホウッホホ」では、バナナを食べるシーンもあったが、松井珠理奈が「かおたん(松村香織)の顔がやばくて歌えなかった」と話すと、「食べるじゃなくて、なめるでもいいんですよね」と山内鈴蘭(23)。メンバーから「まだ昼だよ。夜までとっておこう!」といさめられる一幕もあった。

 ユニット曲タイムの「天使のしっぽ」ではいつもはクールビューティー系の松井がかわいい系の衣装で登場すると、会場から「お~!」の歓声が上がった。また、斉藤真木子(23)谷真理佳(22)松村香織(28)大場美奈(26)江籠裕奈(18)内山命(22)による寸劇も披露した。

 本編最後の前に松井は「リハから見てきてメンバーのパワーを感じた。今のSKE48は最高です」と感慨深そうに話した後、「友達100人できるかなコンサートですが、みさなんは友達というよりも、家族だと思っています!」と叫んだ。

 会場がオレンジ色のペンライトで埋め尽くされる中、メンバーはアンコールで再び登場。須田亜香里(26)は「みなさんの愛情がいっぱい伝わっています」といい、「10周年ということでもっと外に向かって広げていかなきゃいけないと思う反面、劇場で積み重ねたことがこのコンサートだと思っています。こうして地元で集まっていただけうれしいです」と感謝の言葉を述べた。

 約2時間半のステージで全33曲を披露した。