杉咲花(20)主演のTBS系連続ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」(火曜午後10時)の第6回が22日に放送され、平均視聴率が8・3%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回は7・4%、第2回は7・9%、第3回は9・6%、第4回は9・0%、第5回は8・7%だった。

 晴(平野紫耀)は、音(杉咲花)が婚約者、天馬(中川大志)にあらためて“告白”している場面に遭遇して落ち込む。翌日、晴を追ってメグリン(飯豊まりえ)が英徳学園に転校してきた。晴が「カノジョであるメグリンを転入させた」と校内は大騒ぎ。メグリンの転校で、英徳への転入希望者が増えたことを知った海斗(濱田龍臣)は、晴に「英徳のために西留めぐみと付き合え」と強要する。その後、ひょんなことから音と天馬、晴とメグリンでダブルデートすることに。晴は、音が天馬に向ける笑顔や言葉にイラつき、天馬は普段は見ない音の言動に驚く。しかし、観覧車で2人きりになってしまった音と晴。晴はそれまでの感情があふれ出し「俺のことをもてあそぶな!」と音に怒鳴ってしまうという展開だった。

 同ドラマでは、杉咲演じるヒロイン音の母親を菊池桃子(50)が演じて話題になっている。生粋のお嬢様という設定で、性格は明るくユーモアもある女性だ。夫が経営する大手化粧品メーカーが倒産して生活が一変してしまうが、裕福だった時の生活が忘れられず、時々、行き過ぎた行動で、娘に叱られてしまうこともある。

 菊池は「原作とドラマの台本を読み進めていくと、キラキラ輝く“花晴れ”の世界観に胸が躍りました」と話す。また「若者が輝く学園ドラマですが、大人キャストも魅力的に輝いて作品を盛り上げていきたいと思います」と意気込んでいる。

 16年には、文科省の初等中等教育局の視学委員に就任するなど、芸能界以外でも活躍しているが、今回のドラマ出演で、女優としての魅力をあらためて発揮している。