米映画界を代表するベテラン俳優モーガン・フリーマン(80)は25日、複数の女性が「不適切な行為」を受けたと訴えているとの報道を巡って改めて謝罪する一方、自らの行為と性的暴行事件を同等に語るのは適切ではないと反論するコメントを出した。

 米映画誌ハリウッド・リポーターなどが報じた。

 米捜査当局は25日、強姦(ごうかん)容疑などで映画界の大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン容疑者を訴追した。フリーマンにも批判が強まっており、広告のイメージキャラクターからの降板を決める企業も出始めている。

 米映画俳優組合も1月に授与した「生涯功労賞」を取り消すかどうか検討を始めた。

 フリーマンは「私の80年間の人生が一瞬で台無しになる危機に面している」と表明した。性行為と引き換えに、女性に仕事を与えることもしていないと強調した。

 CNNテレビなどは24日、複数女性がフリーマンから体を触られるなどの不適切な行為を受けたと訴えていると報じ、フリーマンは「不快な思いをさせた方には謝りたい」との謝罪コメントを出した。