大阪府北部を震源地とする最大震度6弱の地震発生後、ネット上でデマが拡散されている状況を受け、前東京都知事の舛添要一氏(69)が「発信者の良識を疑う」と憤り、注意を呼びかけた。

 地震発生後、ツイッター上では「シマウマが脱走した」「京セラドームの屋根に亀裂が」などといった事実とは異なるデマが飛び交った。大阪府は公式ホームページ等で「SNSでは実際に起こっていない事故など、事実と異なる情報が発信、拡散されています。情報の発信元にはご注意いただき、信頼できる情報かどうか、十分に確認をしてください。また、未確認の情報をむやみに拡散しないでください」と呼びかけている。

 舛添氏は18日夜にツイッターを更新し、「今日の大阪の地震の後、SNSで外国人による犯罪などというデマが拡散されている。発信者の良識を疑う(場合によっては犯罪になる)が、デマ情報を信じるのはやめたほうがよい。SNSは素晴らしい情報ツールで、地震のときには有力な武器になるが、同時に凶器となる危険性もあるので要注意だ」とうながした。