大阪府北部地震から1週間となった25日、復旧が遅れていたガスもほぼ全面復旧し、タレント宮迫博之(48)の実家で、震度6弱を観測した茨木市内にあるたこ焼き屋「みやたこ」を経営する宮迫の母勝子さん(74)が取材に応じた。

 お店に不可欠なガスは、発生から5日間止まったといい、営業も停止。22日の復旧にともない、23日から店を再開した。

 勝子さんは「初めて経験した揺れだった」と振り返り、たんすが倒れたり、家の外壁にひびが入ったなどの被害を明かした。

 ガスが使えず、お風呂は、電気給湯器で沸かしたお湯で代用。料理は、レンジ中心でしのいだとも話した。

 宮迫からは、地震直後に何度も電話があり、22日夕方には、多忙な仕事の合間を縫って、実家に駆けつけた。約1時間の滞在で、実家や周辺の様子を確認し、宮迫は「これやったら大丈夫やな」と言い、母ら家族の元気な姿に安心していたという。

 ガスが復旧してすぐ、営業を再開したことについては「博之は『急がんでええ』と言っていたけど、みんなが待っているから」と話した。

 宮迫は22日、自身のツイッターに、「今日からガスが通りまして、明日から開店します。家には多少ヒビが入ってましたが元気なオカンを見てとりあえず一安心です」と、店の写真とともに投稿。「無事でよかった」「頑張ってください!」など、多くの声が寄せられていた。

 この日、初めて投稿のことを知ったという勝子さんは、息子の思いに、「気持ちは十分伝わりました」と感謝していた。