サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグ「日本-ポーランド」から一夜明けた29日、テレビ朝日サッカー中継のプレゼンターを務めている関ジャニ∞村上信五(36)が取材に応じた。賛否両論が巻き起こっている日本の後半37分以降の戦術を前向きにとらえた上で、決勝トーナメント進出を決めた選手たちにエールを送った。

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 村上はまず、2大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた日本代表に感謝の気持ちを伝えた。

 「日本代表の選手、監督、スタッフの皆様! グループステージお疲れさまでした! 決勝トーナメント進出、まだまだ勇姿を見せていただけることに、ありがとうございます!」

 結果的にグループリーグを勝ち抜けた事実を称賛し、「結果が全てという、厳しい勝負の世界です。どんな形であれ、16強です! ベスト16です! 日本サッカーの歴史を書き換えるチャンスが来ました!」と言葉に力を込めた。

 ポーランド戦の後半37分、MF長谷部が投入されて以降、日本は失点と警告を避ける戦術に切り替え、最終ラインでボールを回し続けた。観客からはブーイングを受け、試合後も戦術について賛否両論が巻き起こった。

 「監督、選手ともに本意ではないというコメントでしたが、最後の戦い方はなかなかないケース。判断も難しい中、スタジアムの雰囲気にのまれずに辛抱強く試合を終えられたことは、戦い方の振り幅が増えて、心強く思いました!」

 日本代表は7月3日午前3時に、ベルギーとの決勝トーナメント初戦を迎える。強豪相手で苦戦も予想されるが、「運も味方に付けてベスト8、4とさらに上の景色を見させていただけるよう僕らも応援していきます!」とエール。「出場すれば、左サイドから得意の形作ってシュートまで持っていってる乾選手に注目です!」とセレッソ大阪時代から注目しているというMF乾貴士(30)の名を挙げた。「スコアは1-1からのPKで4-3で日本勝利!」と期待を込めて予想した。