東山紀之(51)が16日、司会を務めるテレビ朝日系「サンデーLIVE!!」(日曜午前5時50分)に生出演し、滝沢秀明(36)への思いを語った。滝沢は先日、タレント業を引退し、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長の後継として舞台プロデュース業などに取り組むことを発表した。先輩にあたる東山は、滝沢の決意の裏にある思いを代弁するとともに、自分の決意も明かした。

「ジャニーさんが作る世界は一貫していて、ご本人も戦争を経験していますから、エンターテインメントって平和じゃないと成立しないんですね。その思いを後輩たちに伝えていく役目というのを、彼が自分の人生をかけて選択したと思うんです。僕はその思いに対して、しっかり協力しないといけない」。

東山はこれまでジャニーズタレントをけん引する立場として、責任を果たしてきた。滝沢はジャニーズ事務所の経営面には携わることなく、おもに舞台プロデュースやタレント育成に専念していくとしている。東山は「僕が(ジャニーズ事務所の)社長になるとか、いろんなうわさがありますけど、そういうことじゃなく、本当にエンターテインメントをどうやっていくのか、自分の仕事として、どういう形をとっていくのか、彼が中心となってやってくれると思います」と、将来の社長就任のうわさをやんわり否定しつつ、滝沢の立場をあらためて説明した。

さらに、「僕は90歳過ぎても、島田正吾先生(享年98)のように舞台に立つのが夢ですから、それをタッキーにプロデュースしてもらおうかな」と生涯俳優宣言と夢を口にした。