年内いっぱいで芸能活動を引退する滝沢秀明(36)が、来年1月から“裏方”として始動し、ジャニーズ事務所ジャニー喜多川社長(86)をサポートする形で帝王学をたたき込まれることとなった。18日、都内で行われたミュージカル「ジャニーズ King&Prince アイランド」(12月6日から来年1月27日、東京・帝国劇場)の制作発表後、ジャニー氏がプランを明かした。

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自身が作・構成・演出を手がける「ジャニーズ King&Prince アイランド」が年をまたいで上演されることを踏まえ、ジャニー氏は「滝沢にとって、いい経験になると思います。何か手伝ってくれればうれしいですね」と提案した。「まだ滝沢とじっくり話してはいないし、具体的なことは考えていないけど、徐々に(裏方として)習っていかなきゃいけないから」と、帝王学をたたき込むプランを明かした。

滝沢は今月12日、今井翼(36)とのデュオ「タッキー&翼」の解散が決まったことを踏まえ、年内いっぱいで引退し、ジャニー氏の意思を継ぎ、ジャニーズJr.の育成や舞台プロデュースなど裏方に専念することを発表した。ジャニー氏は引退を止めたが、滝沢が「裏方に専念したい」と意思を曲げなかったという。「立派だと思う。華やかなスターなのに。何か彼なりのしっかりしたビジョンがあるんだと思う」と感嘆した。

「ジャニーズ King&Prince アイランド」には、今年5月CDデビューを果たしたKing&Princeをはじめ、Jr.内ユニットHiHi Jetsや東京B少年ら、ジャニーズ若手の注目株が多数出演する。これまで「新春滝沢革命」などの作品で何度も帝国劇場のステージに立った滝沢にとって、裏方としての経験を積むこの上ない場だ。年内いっぱいはタレントとして活動するため、年明けからの始動となる。

ジャニー氏は、タレントが芸能活動において必要な基礎や応用を学ぶ養成所的な機関を設置するプランを明かしており、今後滝沢も関わっていくとみられる。「無理やりやらせるつもりはないけど、彼あたりがやってくれたらいいと思う。スターがスターを育てていくっていう」と期待を寄せた。養成所の設立時期については「気持ち的には、どんどんやっています。思い立ったが祝日…いや吉日です」と明かした。“後継者”滝沢の育成メニューが、急ピッチで進んでいきそうだ。