酒気帯び運転でひき逃げしたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)などの罪で起訴された元モーニング娘。の吉沢ひとみ被告(33)の初公判が29日、東京地裁で開かれた。

吉沢被告はグレーのスーツのスカートと白いシャツ姿で、緊張した面持ちで入廷。裁判長から「無職ですか?」と聞かれると、小さな声で「はい」と答えた。また、裁判長が起訴状を読み上げた後「間違いありませんか?」と確認すると、吉沢被告は「(間違い)ありません」と同じく小さな声で答え、起訴事実を認めた。

吉沢被告は今年9月6日午前7時ごろ、東京・中野区の交差点で酒気帯びの状態で乗用車を運転し、赤信号を無視。女性をはねるなどして2人に軽傷を負わせて走り去ったとして、警視庁中野署に逮捕された。

保釈保証金300万円を納付し、同27日に保釈され、報道陣の前で「このたびは誠に申し訳ございませんでした。被害者の方に深くおわび申し上げます」と謝罪。その後医師の診察を受けて入院した。翌28日、所属事務所を通じて芸能界からの引退を発表していた。