実業家の堀江貴文氏(46)が12日、東京・台東区の東京キネマ倶楽部で、主演、プロデュースするミュージカル「クリスマス・キャロル」(16日まで)の初日公開稽古を行った。

10年に上演した舞台の再演。堀江氏は演劇の魅力について「IT企業にはゴールがスタート。ウェブサイトを作って、バグ、メンテナンスと終わりがない。でも、ミュージカルは必ず千秋楽が来て達成感がある。実際やってみて、中毒性があると分かった」と語った。

食事を楽しみながら舞台を鑑賞するスタイル。食事は自身のプロデュースによるもので「ディナーショーでも食事がおいしくないのが残念。硬いイスに3時間座っているのも嫌。結婚式の幕あいの余興みたいに見てもらえたら」と呼び掛けた。

高級和牛のコース料理を提供する1席15万円のテーブルが話題だが、「今夜は埋まってます」と満面の笑み。「世界のエンターテインメントの世界では高いとことから埋まっていくもの」とし「和洋問わず、芝居って食べながら飲みながらするところ。それこそが演劇のあるべき姿」と持論を語った。

エンターテインメントに関わる人に見てもらいたいといい、「感度の高い人や新しいことをやっている人が見たいと言ってくれている」と自信を見せ、「エンターテインメントを楽しむ流れを作っていきたい。新しいアイデアも浮かんだしね」と笑みを浮かべた。