女優沢口靖子(53)が17日、都内で主演するNHKBSプレミアム時代劇「小吉の女房」(来年1月11日スタート、金曜午後8時)の会見に共演の古田新太(53)と出席した。

幕末の江戸を舞台に、無鉄砲な貧乏旗本の夫小吉を明るく支える妻お信を描く。お信の母を10月に肺気腫の急性増悪のため急死した江波杏子さんが演じている。江波さんにとっては放送される最後の出演作。

沢口は「江波さんはさっぱりしていて、きっぷのいい人でした。小吉さんに嫌みを言うシーンも不快ではなくて、微笑ましさが残るような感じでした」と語った。古田は「相変わらずのきっぷの良さと色気もあって、残念ながら体調がすぐれず、一緒にお酒は飲みに行けなかった。撮影中は嫌みの言い合いをするコンビの設定だったので楽しかった」と思い出を語った。

一方、作品について沢口は「久しぶりの時代劇。不安もありましたが、脚本が温かく、ユーモラスなホームドラマでしたので、新たな自分を表現するチャンスと思って演じました」と語った。

古田は「ホームドラマなので立ちまわりもそんなになく、すごく幸せな京都の夜を楽しんだ。夕方には終わる時代劇の素晴らしさ」と報道陣を笑わせた。さらに十数年ぶりの共演という沢口には「以前、共演したときはご飯に誘っても1度も行ってくれませんでした。今回、京都では3回一緒に食事に行きました。知り合いに自慢しました」と語った。