AKB48は、タイ・バンコクに拠点を置く海外姉妹グループ、BNK48との初共演で「恋するフォーチュンクッキー」を歌った。

BNK48のメンバー、モバイルは、AKB48と共演する心境を聞かれ「はい、先輩と、一緒に、紅白…」と声を詰まらせた。緊張からか、胸に手を当てて「はあ、はあ」と何度も肩で息をして「紅白を…」と息継ぎした。HKT48指原莉乃から「頑張ろうね!」と励まされると、泣き顔で「頑張ろう」と意気込んだ。

来年4月でグループから卒業することを発表している指原は「今日は紅白を楽しみたいと思います」と笑顔を見せた。紅組司会の広瀬すずが、タイ語で曲紹介をすると、AKB48グループのメンバーと、BNK48のメンバーが入り交じってパフォーマンスした。

終盤には、総合司会の内村光良が牛の着ぐるみをかぶり、「指原放牧」「頑張れ」と、いきものがかりの「放牧宣言」にちなんで、卒業する指原にエールを送った。指原は「内村さん、ありがとうございます」と感謝していた。

出番を終えて、取材に応じた指原は「4月に卒業なので、実感とか涙はないんですけど、普通の人が立てないステージに10年間立てて感動的だった」と感謝した。「最初に出た時は(大島)優子ちゃんの衣装を脱がす役だった。こうして今センターとして出て、日本だけじゃなくタイのメンバーとも出られて、10年の月日があったというか、あらためていろんなことがあったなと思います。とても楽しかったです」とコメントした。

AKB48からBNK48に移籍した伊豆田莉奈は、パフォーマンスを終えて「楽しかったです」と笑顔を見せた。