浜田岳(30)が9日、都内で、テレビ東京系主演ドラマ「フルーツ宅配便」(11日スタート、金曜深夜0時12分)の会見に出席した。

原作は鈴木良雄氏の同名コミック。突然デリヘルの店長を任されたごく普通の男の視点を通し、そこで働く女性たちの人間模様を描く。映画「孤狼の血」の白石和彌氏、「横道世之介」の沖田修一氏らが監督を務める。

店長の咲田真一を演じる浜田は「『デリヘル』というワードが強いけれど、すてきな人情物語を届けられると思う」と胸を張った。同局の人気シリーズ「勇者ヨシヒコ」「孤独のグルメ」の放送枠とあり、「この枠で主演というのは、役者冥利(みょうり)に尽きる話でした」と振り返った。

デリヘルをテーマにした作品への主演オファーについて「監督が白石さんと聞いて不安は一瞬で吹き飛びました。お話をいただいて、頑張ろうと思ったのが正直な気持ち」と話した。同局ドラマシリーズ「釣りバカ日誌」では主人公「ハマちゃん」こと浜崎伝助を演じており、「自分の振り幅を試すにはもってこいの役かも知れません」と笑った。

共演の仲里依紗(29)は同作への出演依頼を聞き「すごく楽しそうとしか思わなかった」と前のめりだった様子。一方でスタッフから提供されたデリヘル関連の資料については、「さすがに子どもに見られたらまずいので、読んでそっとシュレッダーにかけました」。

夫の中尾明慶(30)にも出演の話をしたというが「『デリヘルのお話だよ~』と言ったら空気が凍った感じ」と苦笑い。「深く話して、(デリヘルに)行ったことがあるのかないのかという展開になったら、超気まずくなる」と夫への配慮も明かした。「『ニュースになるから俺の話はするなよ』と言われてここに来たんですけど」と暴露した上で「彼は行ったことはないと信じています」と話し、笑いを誘った。

荒川良々(44)白石和弥監督(44)も登壇。