好角家アイドルとして知られる山根千佳(23)が16日、横綱稀勢の里の引退を惜しんだ。所属事務所を通じ、「稀勢の里関の相撲人生を見ていると、あきらめない気持ちや頑張る勇気をもらうことができました。稀勢の里関の相撲人生を見ることができた時代に生まれてこられて、私は幸せです。大好きな関取でした。本当にお疲れさまです」とねぎらいのコメントを発表した。

数々の相撲番組やメディアに登場している山根は、過去に稀勢の里をインタビューしたこともあるという。横綱との「取組」を、「何度もインタビューをさせていただきました。口数が少なく一番苦戦しました」と振り返った。しかし、「その中でも闘志や気持ちが表情から伝わってくるインタビューに、いつもひそかに感動していました。この時に味わった気持ちや時間は今後、一生忘れません」と感謝した。

稀勢の里は昨年秋場所千秋楽から、不戦敗を除く8連敗を喫し、横綱としてのワースト記録を更新。16日に引退を発表した。山根は「力士としての稀勢の里関を見ることができなくなるのは残念ですが、これからの相撲人生も心から応援しています。いろいろな意見もありましたが、最後の最後まで土俵に上がる、あきらめない姿はとてもかっこよかったです。稀勢の里関らしかったです」とつづった。