元プロテニス選手でタレントの松岡修造(51)が26日、全豪オープン女子シングルスで初優勝した大坂なおみ(21=日清食品)を祝福。「技術も心も含め、これだけ進化していく選手は、僕は見たことがありません」と最大級の賛辞を送った。

男女を通じて日本人初の全豪シングルス優勝、セリーナ・ウィリアムズ(米国)以来となる4大大会2大会連続優勝の快挙を達成した大坂は、28日発表の最新世界ランキングで男女を通じてアジア人初のシングルス世界1位となることが確定している。松岡はブログで「なおみさん、グランドスラム連覇、全豪初優勝、世界一、おめでとう!!」と祝福すると、大会中に自らの精神年齢を成長させたいと話していた大坂の言葉を受け「今回のなおみさんにとっての全豪オープンは、“まいにちが誕生日!”だったように思えるほど、プレイをする度に、試合をする度に、なおみさんは成長していきました」と評価。「技術も心も含め、これだけ進化していく選手は、僕は見たことがありません!」と驚きを明かした。

慣れないサウスポー相手に苦しい試合を強いられた決勝をものにしたポイントを、松岡は「一番のポイントはなんといっても適応力!」と挙げている。「試合の中で一番苦しんだクビトバの逃げるサーブ。最初は全く返せず、1セットのタイブレークまでは100%クビトバのポイントになっていました。しかし、受けるたびに位置を変え、タイミングを変え、最後に適応させました。ここがなおみさんの本当の力!」と試合の中で修正していったと解説した。

1大会を優勝するだけでも至難の業である4大大会を、全米に続いて2大会連続で優勝したことについて、松岡は「なおみさんは『グランドスラム勝ち癖』をものにしたと言っていいでしょう」と断言。「なおみさんは知っています。グランドスラムで優勝するためには、どのように2週間を戦え抜けばいいのか」「世界一を継続する大きな力を手に入れたと僕は確信しています」としたうえで、「再び日本中を沸かせてくれてありがとう!なおみさん、おめでとう!!」と結んだ。