読売テレビ開局60年スペシャルドラマ「約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~」(2月22日午後9時)に出演する女優土屋太鳳(23)、ももいろクローバーZ百田夏菜子(24)、俳優向井理(36)が27日、同局を通じてドラマへのコメントを寄せた。

同ドラマは70年代に同局で放送され、数々のスターを輩出した伝説のオーディション番組「全日本歌謡選手権」をモチーフにしている。東北の港町で歌手の夢を諦めかけていた土屋演じるヒロインが、75年の東京にタイムスリップ。歌手になるために上京してきた百田演じる少女や向井演じる落ちぶれた元歌手らと出会い、奮闘しながら成長していく物語を描く。

劇中では「全日本歌謡選手権」のステージに欠かせない回転する円形状ステージのターンテーブルが完全再現される。同セットでの撮影を終えた3人は、それぞれの感想を寄せた。学生時代に陸上部に所属していた土屋は「ターンテーブルに立った感覚は陸上のスタート地点のようで。『もう走るしかない』という覚悟を決める感じが似ています」。百田も「仕事柄、いろんなステージに立たせてもらっていますが、ターンテーブルが回る瞬間は心臓が途切れそうなくらいバクバクして。今まで味わったことのない緊張感でした」と興奮を語った。

撮影では、ターンテーブルに乗って登場する2人を見守った向井は「『全日本歌謡選手権』という番組は、生演奏で生放送。恐ろしい番組ですね(笑い)。今ではなかなか実現できないチャレンジングさがある。それが視聴者を魅了していたんだと、セットを見て感じました」とコメントした。