女優橋本環奈が3日、20歳の誕生日を迎え、都内ホテルで会見を開いた。

黒を基調に白、赤の落ち着いた色の振り袖姿を披露。「オレンジや赤、白、青みがかった色のものを着たことはあったんですけど、大人に見える晴れ着を着させていただきたいと思っていました」といい、「黒と白と赤の配色や、柄がすてきです」と自画自賛した。

20歳を迎えたのを機に会見を開くのは珍しく、「珍しいですよね。『会見を開きます』って聞いて、『会見って何?』って思いました。『聞きたいことはあるのだろうか?』と思いながら。ありがとうございます」と報道陣にも恐縮気味。20歳の誓いを聞かれると、「自分自身の自覚というか、感覚としては19歳とかと変わらない。実感がないんです。だからこそ、自覚を持とうかなと思います。責任のある行動を求められると思うので、自覚を持ちたい」と力強く語った。

日付が替わった瞬間、家族や事務所関係者と初めての酒を飲んだという。初めて飲んだのは「ドンペリ? よく見ている、すごいやつでした。高いんだろうなと思いながら(笑い)」。味の感想を聞かれると、「おいしい、おいしくないというか…感想が難しいです。若干、苦いかな」と初々しく答えた。

20歳の目標を聞かれると、「この前まで聞かれていた時に答えていたのは、お父さん、お母さんとお酒を飲みたいということでした。でも、それは12時を過ぎてかなえられたので…今はスカイダイビングです!」と新たな目標を口にした。

この日は2作目の写真集「NATUREL」(講談社)の発売日でもあった。フランス・ニースで強行日程で撮影、10代最後の自分を詰め込んだという。「思ったのは、露出が高いタンクトップ、ノースリーブとか、短めのパンツの方が、幼く見えるんですよ。その矛盾が重要な点なのかなと思う」。

お気に入りのカットを聞かれると、移動中の車内で撮られた、何気ない写真を挙げた。「ただしゃべっていただけだったんです。『ここは使われないだろうな』と思ってました。(車が)ちょうど止まった時に光が差し込んできて、目に光が入ったり、右側が影になってる部分とかが、写真として好きかな」。ファンがネットに挙げた写真が「奇跡の1枚」として脚光を浴びただけに、報道陣から「奇跡の1枚ですか?」と聞かれると、「どうだろう。分からないなぁ。奇跡の1枚になれば」と答えていた。