13日に放送された日本テレビ系連続ドラマ「家売るオンナの逆襲」(水曜午後10時)第6話の視聴率が11・2%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は12・7%、第2話は12・9%、第3話は11・4%、第4話は10・7%、第5話は11・5%だった。

同作は16年放送「家売るオンナ」の続編。前作はシリーズ平均視聴率11・5%を記録した人気作。「私に売れない家はありません」と豪語する北川景子演じる三軒家万智が、客の個人的な問題に容赦なく関わり、型破りな手段で家を売りまくるが、その働き方、生き方に周りの人間も影響を受けて感化されていく。

三軒家と結婚した屋代大(仲村トオル)、テーコー不動産新宿営業所メンバーには足立聡(千葉雄大)、庭野聖司(工藤阿須加)、宅間剛太(本多力)らに加え、宅間と離婚した白洲美加(イモトアヤコ)、BARちちんぷいぷいのママ球城こころ(臼田あさみ)などおなじみのメンバーが出演。また、三軒家のライバル留守堂謙治役を松田翔太が演じる。

第6話では、三軒家が、留守堂は小学校の同級生“ドジスケ”三瓶であることに気づく。留守堂は母校で、三軒家に「今もあなたを愛しています」と告げるが、三軒家は「私はあなたを愛していません」と返す。留守堂は「幸せを壊そうとは思っていません。これからも心からの愛を持ってマンチッチに挑む」と続けるが、マンチッチこと三軒家は「勝手にしてください」とつれない。

その場面を目撃してしまった屋代は気が気でない。帰宅途中、白洲がバイトを始めたスーパーで美人店長の三郷楓(真飛聖)に出会う。

翌日も屋代と三軒家はぎくしゃく。そんな折、商売繁盛のため風水にこだわる美容師夫婦の顧客が現れる。夫の八十多湊人(武田航平)と妻つぐみ(内山理名)は寝室が2つある部屋を希望する。三軒家が風水的にも完璧な物件を紹介し、夫婦は即決するかに思われた。

商談後、三軒家に指示された庭野が湊人を尾行すると、妻とは別の人妻、尾田まり(筧美和子)と手をつないで歩いていた。三軒家は、傘を忘れて取りに来たつぐみに夫婦別室である理由を聞く。つぐみは「恋愛感情は卒業した」と、あくまでビジネスパートナーの関係で、不倫も公認と明かす。湊人には、まりという彼女がいて、つぐみは今、独り者と明かし「年上が好み。ナイスミドルいないかなあ」とこぼす。

庭野は湊人とまりのW不倫に納得がいかない。屋代も「夫婦どちらかが我慢している」と同調するが、三軒家は「くだらない議論です」と一蹴する。

ちちんぷいぷいでは留守堂が、まりの夫、尾田順平(橋爪淳)の家探しを担当していた。夫はまりの異変を察知し、新婚気分に戻れる家を探していた。

屋代は留守堂と三軒家が母校で密会した場面を引きずっていた。話を聞いた庭野は、留守堂に、三軒家に近づかないよう伝えにいく。しかし庭野は三軒家への愛情を留守堂に見抜かれる。酔った庭野は、三軒家の客がまりであることを、留守堂に漏らしてしまった。屋代はスーパーで、再び楓に出会う。

まりの職場を訪れた順平は、湊人との不倫現場を目撃してしまう。湊人は物件にサインしようとするが、そこへ順平が乗り込んでくる。順平は手元にあった像で湊人を殴ろうとして、仲裁に入った庭野が頭を殴られる。まりも夫公認の不倫関係と思いこんでいた湊人はショックを受け、新居の契約を白紙に戻し、三軒家も了承する。

翌日、三軒家は、八十多夫婦に家を売るため「強力なビジネスパートナー」を呼ぶ。それはなんと留守堂だった。三軒家らが立てた作戦は、順平とつぐみを偶然出会わせることだった。作戦は成功し、順平もつぐみも一目ぼれする。

三軒家は八十多夫婦と尾田夫婦を店に集める。三軒家と留守堂は、夫婦関係はホーム、不倫関係はエロスと説明し、安定の四角関係を続けるための家を提案。前回に提案した同じマンションに2つの部屋を用意して、ホームとエロスの両立を提案。成約に持ち込んだ留守堂は「三軒家さん、楽しかったです」とあいさつ。三軒家は握手で応じた。

成約後、屋代は三軒家に「婚外の恋を肯定しているのか」と聞く。三軒家は「すべては家を売るためです」と、いつもの答え。煮え切らない屋代は再びスーパーへ。屋代は缶詰が崩れたはずみで楓と抱き合ってしまう、という内容だった。