14日に放送された、沢村一樹(51)主演のテレビ朝日系ドラマ「刑事ゼロ」(木曜午後8時)の第6話の平均視聴率が11・3%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

初回は14・7%の高視聴率を獲得。同局「科捜研の女」「遺留捜査」などを放送する「木曜ミステリー」枠の新シリーズ初回としても、過去最高を記録した。

20年間の記憶を失った京都府警の敏腕刑事、時矢歴彦(ときや・れきひこ)が難事件解決に挑む新作シリーズ。捜査のノウハウをなくしたことにより、斬新なアプローチで事件の真相をひもといていく。

共演は瀧本美織、寺島進、横山だいすけ、猫背椿、渡辺いっけい、財前直見、武田鉄矢。

6話のゲストは森口瑶子、阪田マサノブ、舞羽美海。有名私立進学校の校長、須藤公彦(阪田)の刺殺体が雑居ビル屋上で発見される。事件直後、犯人と思われる女(森口)が屋上から飛び降り自殺を図ったが、植栽がクッションとなり奇跡的に軽傷だった。遺体に刺さったナイフには女の指紋が付いており、傷痕からは被害者に強い恨みを抱いていたことがうかがわれた。

しかし、容疑者の女は事件のショックから記憶を失っており、自分の名前も覚えていなかった。DNAや指紋データベースにも該当者は見当たらず、被害者との接点も不明。全てが謎の女に困惑した福知市郎(寺島)らは、状況証拠を根拠に送検を急ぐ。

同じく刑事拝命以来20年間の記憶をなくしている時矢歴彦は、自身の状況と重ね合わせ「彼女の記憶が戻らない限り、真相はわからない」と主張。新人刑事の佐相智佳(瀧本)と真相追求にあたるのだった。