14日に放送された、杉咲花(21)主演のテレビ朝日系ドラマ「ハケン占い師アタル」(木曜午後9時)の第5話の平均視聴率が10・3%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

初回は12・1%でスタート。これまで全話2ケタをキープしている。

イベント会社を舞台に、他人の悩みや原風景などあらゆるものが見える派遣社員のアタルが、その特殊能力で正社員たちの悩みを解決していくコメディードラマ。

共演は小沢征悦、志田未来、間宮祥太郎、志尊淳、野波麻帆、板谷由夏、若村麻由美、及川光博。「家政婦のミタ」脚本家の遊川和彦氏が、脚本のほか初めて連続ドラマの演出を担当する。

入社12年目の正社員、田端友代(野波)は淡々と的確な仕事をする一方、残業や余計な仕事は徹底して断る主義を貫く。長らく職に就かない父と弟の3人暮らしで家計も家事も一手に担わされていたため、恋愛する暇もないほど余裕のない毎日を送っていた。勤務先「シンシアイベンツ」でもピリピリしており、同じ制作Dチームのメンバーとも微妙な関係が続いていた。

そんな田端に突然“余計な仕事”が舞い込む。社長の肝いりである「女性躍進プロジェクト」のモデルケースとして、社内報の密着を受けることになる。取材のため、田端は関与していないバレンタインイベントの打ち合わせにも出席させられるのだった。

この取材に気を良くした代々木匠(及川)は、田端に社内の大学OB会に出るよう命じる。社長を中心としたこの会に、派遣社員のアタルも手伝いとして参加する。そこで代々木の度重なるセクハラ発言に遭遇し、田端は怒りの感情を抑えられなくなる。