前参議院議員で文化人、タレントとして活動している林久美子氏(46)が、このほど、都内でTOKYO MXの政治バラエティー「政治のプロにズバリ!チョクギキ」(22日午後7時、大阪チャンネル・ひかりTVでも配信)の収録に参加した。ジャングルポケット斉藤慎二(36)、品川庄司・品川祐(46)などの政治についての直撃質問に、元宮崎県知事の東国原英夫氏(61)らとともに“政治のプロ”として答えた。

「先生って言わないで」と言う林氏は「もう、選挙には出ません」と断言。選挙について「正直、いや。3回やりまして、1、2回目は勝ったけど、3回目に負けました。参議院選は真夏に17日間、朝から晩までぶっ通しで精神的に追い詰められる。もう選挙はこりごりです」。議員在職中を振り返って「自分たちが思っていることと、(有権者に)見えていることにギャップがあった」。来月に予定されている統一地方選については「投票権のある人は、とにかく選挙に行ってください。その上で、自分の意見をいってください」と呼び掛けた。

政治バラエティーに出演することには「政治に関心を持ってもらえていないことが問題。若い人に人気の芸人さんたちと一緒に番組出ることで、若い人たちが政治に関心を持ってくれれば。バラエティーは分かりやすくていい。いくらいい話をしても、見てもらえなければ意味がないから」。お笑いトリオ、ジャングルポケットの斉藤慎二から「もしよろしければ、4人でやりませんか。ボケでもツッコミでもイケると思います」と誘われると「じゃ、そういうことで」と笑った。

ジャングルポケットの太田博久(35)おたけ(36)と共にMCを務めた、元NMB48の山田菜々(26)は「政治には堅苦しいイメージを持っていたけど、根は『人対人』なんだと思ったら興味が持てた」。NMB時代は「AKB総選挙」への出馬経験があるが「総選挙は、もう出たくありません」と笑った。それでも「政治とお笑いは、メチャメチャ相性がいいですね」と話した。

政治のプロのパネリストに、芸人たちが「料亭で賄賂なんてあるの?」「お金はもうかる?」など危ない質問をぶつけた。

パネリストの前参議院議員の林久美子氏は「先生って呼ばないで!もう選挙には出ません」と断言。「私は野党だったけど、料亭で生伴奏のカラオケに招待されたことがあった。この番組を見た若い人に、政治に関心を持ってもらえたら」と話した。

MCのジャングルポケット太田博久は「政治番組史上、一番ハードルが低い番組」。おたけは「生まれ変わったら政治家になろうと思った」。質問役の斉藤慎二は「林さんを入れて4人でお笑いをやりたい」と笑った。