立憲民主党の蓮舫参院議員は18日、歌手の内田裕也さん(享年79)の訃報を受け、自身のツイッターに「とてもとても悲しいです」とつづり、「心からお悔やみ申し上げます」と、悼んだ。蓮舫氏は民主党政権で、予算をめぐる事業仕分けの担当を務めたが、当時、一般公開されていた仕分け会場に内田さんが足しげく傍聴に訪れたことは、大きな話題を呼んだ。

蓮舫氏は、「事業仕分けの時、必ず会場に傍聴に来てくださり『税金の使い方を見たい』とお話しされていた」と当時を振り返り、「いつも赤い薔薇を一輪くださいました。粋な方です」と、内田さんとの思い出に触れた。

内田さんは09年11月に事業仕分けが始まった際、マネジャーも連れずに、1人で会場に来場。一般傍聴の列に並んで、立ち見で傍聴し、「ロック代表で来た」と話していた。

その後も傍聴を続け、取材を受けると蓮舫氏を叱咤(しった)激励。蓮舫氏が行政刷新担当相に就任した際は、「新しいロックスターの誕生だ」と、エールを送っていた。