オリエンタルラジオ中田敦彦(36)が21日、都内で、著書「労働2.0 やりたいことして、食べていく」(PHP研究所)の発売記念イベントを行った。

中田が理想とする「やりがいがあって、かつ稼げる」働き方について体験を元にした解説本。中田自身がお笑い芸人の枠を超え、アパレルブランドを立ち上げ、4月から青学大経営学部の客員講師になり、オンラインサロンも開設するなど、さまざまな副業に成功している。

「昨年10月にネットショップでTシャツ販売を始めて、今では乃木坂の住宅地に店がオープンしている。半年でここまできた」と実績の一端を紹介した。

千葉県銚子市を走るローカル鉄道「銚子電鉄」が製作する低予算ホラー映画「電車を止めるな!」(今夏公開)に出演することも明かした。「タダで出演をして、その代わりに駅で自分の広告をしてもらう。ウィンウィンの関係です」と説明。青学大で行う授業でも「銚子電鉄」をテーマにするアイデアがある。「2年後には変電所が寿命を迎える。経営の危機。これをどうすれば良いか。学生たちには、机上の空論でなく案を出してもらう」。

約1時間の講演会に集まったのは約100人。最後には「自分はトークができるし、音楽も作れてアパレルもやって、青学大で授業もやる。私と一緒に協業をしましょう」と呼び掛けていた。