ユースケ・サンタマリア(48)が、アニメ映画「ONE PIECE STAMPEDE」(大塚隆史監督、8月9日公開)で、映画の舞台となる海賊万博を主催する祭屋ブエナ・フェスタを演じることが25日、分かった。

ユースケのコメントは以下の通り。

テレビアニメ20周年の記念すべき作品に参加できてとても光栄です。たくさんのワンピースファンの芸能人がいる中で、なぜ僕にオファーが来たのかいまだに謎です。(笑い)渋いチョイス。謎のチョイス。一周してセンスいいなって思いました。(笑い)

僕はただ一ファンとしてワンピースが大好きなので、その世界観の中に自分が参加することを想像したことがないんです。それ以上を望んでもいなかったんですけど、狙わなかったのが今回のこの結果につながったのではないかな、と。無欲の勝利ですね。(笑い)

中学生のころから週刊少年ジャンプを買っていて、当時と変わらず48歳になった今でも毎週月曜日を心待ちにしているんです。リアルタイムで1話から読んでいるし、もちろん全巻単行本も持っています。本当にただのファンですね。(笑い)

ワンピースにはものすごくたくさんの伏線・謎があって、それがゆっくり解き明かされていく。その中で読者が勝手に予想して、もっと驚く展開に裏切られることの連続。ワンピースの謎を解くことは、この僕らが住んでいる世界の秘密を解くことにつながっていると思うんです。だから、子供も大人も老若男女みんなが夢中になるんじゃないでしょうか。エピソードとしては、ドレスローザ編は好きだし、頂上決戦は燃えに燃えましたね。今やっているワノ国編の展開も楽しみです。

僕が演じる海賊万博の主催者、祭り屋のブエナ・フェスタは、僕とは全くかけ離れたキャラクターで、迫力があり、インパクトのある見た目。でも一発で好きになっちゃいました。お話をいただいた時は、突然でてきて、ワーッとしゃべって、スッと消えるようなキャラクターかと思っていたんです。でも実際に台本を読んでみたら、映画が僕のナレーションから始まっていて、かなりセリフの量もあって…怖くなってしまって、そこからまだ読んでいません。(笑い)

絶対に断ることはなかったんですが、思った以上に大変なものを引き受けてしまったな、とそこで気づきました。まだアフレコまで時間があるので、きっちり物語に入り込める状況を整えて、集中して読み込みたいと思います。

自分なりに役作りをしてすごいものをお見せしたいと思います。今までに培ってきたスキルすべてと、あまり声優をやったことがないということを逆に武器にして、絶妙な魅力をだしていきたいと思ってます。そうしないとルフィ達に失礼だから。期待してください! 目撃者になってくれ!! 頼む!

フジテレビ梶本圭プロデューサーの起用理由は、以下の通り。

タレント、俳優、歌手とマルチな才能を持ち合わせ、常に笑いや驚きを起こそうとしているユースケさんは、祭り屋という通り名を持つフェスタというキャラクターにピッタリはまりました。サンタマリアって名前が既にお祭り感ありますよね。(笑い)そして、ワンピースファンということがあまり知られていないこともサプライズになるかなと。