演出家の宮本亜門氏(61)が前立腺がんを患ったことが2日、分かった。2月下旬に、TBS系の医療バラエティー番組の中で人間ドックを受診。その際に異変が見つかり、3月上旬の精密検査で前立腺がんが判明した。所属事務所は「転移などの詳しい検査が分かるのはこれから。主治医からは『仕事に支障のない方法での治療になると思います』と言われており、現時点での仕事のキャンセルはありません」としている。

4月26、27日「HIBIYA FESTIVAL」のオープニング演出や、高橋大輔や荒川静香さんの出演する7月のアイスショー、10月の東京二期会オペラ「蝶々夫人」の演出は、現状では予定通り携わる。

宮本氏はこの日、ツイッターで「気になる症状もなかっただけに、宣告されたとき『なんで自分が』と目の前がクラっときました。この年齢で演出がますます面白くなり、100歳まで続けると考えていただけにショックでした。でも今は冷静に全てを受け入れようと思っています」などとつづった。