演歌歌手森山愛子(34)が8日、東京・江東区の「成田山東京別院 深川不動堂」で、新曲「尾曳の渡し」の発売記念イベントを行った。

デビュー16年目で出合った13枚目のシングル曲は、群馬県館林市の“ご当地ソング”。情熱的な大人のラブソングに仕上がった。

この日は、最初にヒットを願っての護摩祈願を受けた。「今日は34年の人生で一番緊張して手汗がビショビショになりました。でも、祈願の中で『新曲のヒットを願って-』という言葉を聞いた時に、すごくやる気も出てきたんです」と笑顔で話した。

デビュー当時のキャッチコピーが「闘魂の歌姫」。真っ赤なワンピースを着て、護摩をたく真っ赤な炎を見つめていると「私もメラメラと燃えました」。

従来は控えめな言葉しか言わない傾向があったが、令和の新時代になって変わった。「言霊という言葉もあるし、今回はしっかりと言います。『令和』になって私は生まれ変わった。つぼみから小さな花を咲かせられる予感がする。新曲は必ずヒットします、させます。年末の紅白歌合戦の舞台にも立ちたい、立ちます。昨年まではテレビで見ていましたが、今年は出るんです」と声高に力強く宣言した。

前作「会津追分」がCD発売と配信で8万を突破し、自身最大のヒットになっている。「その5倍の売り上げが目標です。『売りたい』ではなく『売ります』。有言実行です」と最後まで鼻息が荒かった。