4人組バンドOfficial髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)が8日、初の日本武道館ライブを開催した。

冒頭、メンバー4人が右手を突き上げながら登場すると、ステージ後方までいっぱいに埋まったファン1万2000人から大歓声を浴びた。ボーカル藤原聡(27)が「ヘイ、武道館! 今日は360度お客さんが入っていて、夢のような光景を見せてもらっています。全員にグッドミュージックを届けたいと思います」とあいさつし、会場を沸かせた。

12年6月結成。バンド名は「髭の似合う年齢になっても、誰もがワクワクするような音楽をずっと続けていきたい」という思いが由来だ。昨年4月発売のメジャーデビューシングル「ノーダウト」がロングヒットに。今年5月発売の2枚目シングル「Pretender」も映画「コンフィデンスマンJP-ロマンス編-」の主題歌に使われ、オリコン週間ストリーミングランキングで6週連続1位となっている。

デビュー当時のライブ会場は数百人収容レベルだったが、中毒性の高いファンキーなポップサウンドを取り入れた楽曲がヒットし、10代、20代の女性を中心に人気を獲得。1年3カ月で武道館まで到達した。この日のアンコールでは、メジャー初のフルアルバム発売と、10月からの全国ツアー開催を発表。7月31日には、「2019 ABC夏の高校野球応援ソング/熱闘甲子園テーマソング」となる「宿命」をリリースする。年末のNHK紅白歌合戦初出場も期待されており、今後の活躍も注目される。