大麻取締法違反(所持)の罪で起訴された元KAT-TUNメンバー田口淳之介被告(33)と元女優小嶺麗奈被告(38)の初公判が11日、東京地裁で行われ、2人とも「間違いありません」と起訴事実を認めた。検察側は2人に懲役6月を求刑して即日結審。弁護側は執行猶予を求めた。

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初公判では、田口、小嶺両被告ともに、国立研究開発法人国立精神・神経医療センターの医師、松本俊彦氏の診察を受けていることが明らかになった。同氏は、麻薬取締法違反の罪に問われ先月18日有罪判決を受けたピエール瀧の担当でもある。両被告ともに、同センターで行われるプログラムにおける、薬物依存かどうかを判断する基準には達しておらず、同プログラムを受ける必要性もないという診断が出ているという。

小嶺被告についてはパニック障害が続いており、そちらの治療を行うべきという診断も出たという。小嶺被告は心療内科などに通ったこともなかったといい、同被告はこの日「心の底から信頼できる人(医師)に出会えなかった」と話した。ただ保釈後に3週間入院し「初めて私の気持ちを聞いてくれて『本当に今までつらかったね。よく頑張りました』と言ってくれました。ようやく信頼できる方に会えたと思っています」とした。