吉本興業から契約解除されたお笑いコンビ、雨上がり決死隊の宮迫博之(49)が20日、都内で、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)とともに、会見を行った。宮迫は19日に、田村はこの日に契約解除となった。

2人は、先月7日に写真週刊誌「FRIDAY」が報じた、反社会的勢力相手の闇営業で金銭を受け取った問題で謹慎し、契約解除にいたった。

宮迫は謝罪会見を開きたいという意思を示し続けていたが、会社との間に大きな溝があったとした。

宮迫は「記者会見はさせるつもりはないと断言されました。亮君は『辞めてでも、僕1人でも会見をさせてくれ』と声を上げておりました」と話した。

また、話し合いの場で吉本興業の岡本明彦社長が「お前らテープ回してないやろな。お前辞めて1人で会見したらええわ、やってもええけど、全員連帯責任でクビにするからな。俺には全員クビにする力がある」と言ったとした。

宮迫は「引退するんで、引退会見でもいいので、謝罪をさせてくれと岡本社長に嘆願しました。岡本社長は『引退はさせない。させるわけにはいかない』と。その後『謝罪会見をさせてやる。その代わり、期間はこちらで決定する』と。僕たちは1日でも早く会見をやらせてくださいとお願いしました」と話した。

会見開催が進展しないため「亮君と話して、1カ月、2カ月引き延ばされて、ウヤムヤにされるのでは。(会見を)させてもらえないのではないか、という不信感がぬぐいきれなかったので、弁護士を付けることを選択しました」と話した。

さらに「2日前(18日)、僕たちの弁護士のところに書面で、僕と亮君の引退会見、もしくは契約解除という書面が送られてきました。謝罪会見をさせてもらえると思っていた僕たちはどうしていいのか分からなくなりました。弁護士を付ける選択をしたことで、構えてしまったかもしれません」と、苦渋の表情になった。

宮迫は「僕たちの思いとは違いすぎましたので、岡本社長と話したかったが、弁護士を付けた時点で話すことはできなかった。一旦、弁護士さんを解除し、会社に行きました。岡本社長の部屋に通されました。来たのは弁護士さん2人だけでした。そして、2人の引退会見、もしくは契約解除、どちらかの決定は揺るぎません、と。では僕1人の引退会見、全責任を背負ってやりますと言いました。そうしたら『記者会見をやるなら明日(19日)の(午後)12時』と言われ、どうしていいか分からなかった。会社を辞めて、自分たちで、という判断になりました」と続けた。