闇営業問題を発端に吉本興業に激震が続く中、カギを握る明石家さんま(64)が27日、MBSラジオ「ヤングタウン土曜日」の放送で、吉本興業所属の雨上がり決死隊の宮迫博之(49)の契約問題、芸人の流出危機などについて語った。

さんまは25日に吉本興業の大崎洋会長(65)と会談している。

   ◇   ◇   ◇

番組冒頭、さんまは「昨日から、いろんなタレントさんがうちの(個人)事務所に入るんじゃないかとうわさされておりますけど、誰1人来ておりません。全員引き受けますと答えを出したかったんですけど」と苦笑した。その上で「宮迫は預かってもええで、とは言ってるけど、宮迫とも正式に話してない」とした。 また「俺の勘やで」と前置きした上で、宮迫がどうして記者会見をしたかについても語った。

「自分の子どもたちにこのままではダメだと。俺も世界の人が全部敵にまわってもIMARUと二千翔には分かっておいてほしい。岡本には子どもおらんからあのへんのことが分からん。わが子に信用してもらいたいがために、涙の記者会見。亮もそう」

今月19日に宮迫の契約解消が発表され、20日には宮迫とロンドンブーツ1号2号田村亮(47)の謝罪会見が行われた。さんまは20日の同番組でも「どっかの事務所も狙ってるかもしれんけど、うちも狙ってる」と、個人事務所で宮迫を預かる意向を示唆していた。

岡本社長も22日の会見で「さんまさんからは『俺が手伝ってもいいか』と言われました」と話している。さんまは、今回の問題で、11年に引退した島田紳助さん(63)からも8年ぶりに電話があり、話し合ったことも明かした。大崎洋会長(65)とも25日に会談している。

また、極楽とんぼの加藤浩次(50)が大崎会長、岡本社長の退任を求めた件について、さんまは「加藤は、ああいう行動を取って正しい。細かい話は抜きにして、人として賛同できます」と話したものの「単なるお家騒動。大事なのは反社会的勢力がどうのこうのが論点。ズレてきてる」と語った。