コント日本一を決める「キングオブコント2019」の決勝戦が21日、東京・赤坂のTBSで行われ、コンビ歴16年の「どぶろっく」が初ファイナル進出し、2413組の中から12代目王者となった。同局系で生放送された。

どぶろっくはファーストステージ、ファイナルステージともに男性器をネタにした歌コントを披露。ファーストステージで480点、ファイナルステージでも455点の合計935点を獲得し優勝した。

賞金1000万円の目録とトロフィーを受け取った江口直人(41)は号泣。森慎太郎(40)は「自分たちのスタイルをおもいきりやったらたくさんの人の評価を得られた」と語った。

審査委員を務めた松本人志(56)は「ファーストステージの貯金が最後まできいた。見事です」と総評。MCの浜田雅功(56)から「泣いてんの」と突っ込まれると、「涙じゃなくて、ガマン汁です」と答え、浜田は「美しい涙を流してくれ」と苦笑いした。

また、終了後の囲み取材で森は、「大きな大会で、良い思いをした記憶がないので、負ける前提で臨んでいた。まだ実感がないです」。8年ぶりの出場となったが、当初、出場に反対していた江口は「僕らとは違うまぶしい世界という気持ちだった」としみじみ語った。一方で、下ネタを披露することに抵抗がなかったのかと質問されると、森は「決勝に残った時に、『これでも良いんだ』って思った。迷うことはなかった」と明かした。

また、賞金の使い道について、森は今回のネタにからめ、「“イチモツ”を大きくしようかな」と笑いを誘った。その後、真剣な表情で「歌ネタで優勝させていただいた。コントの懐の深さを感じているので、僕らがイベントでも開いて100万くらいの大会やりたい」と話した。

なお、2位にはうるとらブギーズ、3位にはジャルジャルが入った。