TOKIOのリーダー城島茂(48)が28日、タレント菊池梨沙(24)と結婚し、都内で会見を行った。24歳差の“スーパートライ”に至った経緯を明かした。菊池の妊娠について何度も「順序が逆になってしまった」と言い、実直な人柄を感じさせた。一部で解散説も報じられたTOKIOの継続を誓い、音楽活動再開も示唆した。

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「♪嗚呼~花が咲く~」とTOKIOの「花唄」が流れる中、200人の報道陣が待つ会場に、城島が緊張した面持ちで登場した。フラッシュを浴び、何度も頭を下げた。「私事ですが、結婚させていただくことになりました。順序が逆になってしまいましたが、お相手は妊娠4カ月で、来年の3月ごろ出産予定です。一家の大黒柱となって、頑張ってまいりたいと思います」。深々とお辞儀した。

15年秋、行きつけの飲食店で、友人が菊池を連れてきたのが最初の出会いだった。その年の内に城島からアタックし、交際がスタート。「ケンカをして離れた時期もありました」と明かしたが、今年1月に菊池の実家で両親に正式に結婚の意思を伝え、菊池にもプロポーズ。結婚が決まり、事務所にも報告した。

その後妊娠が発覚。「妊娠という部分におきましては、50歳になる男としては順番が(逆)、という思いがあります。そこの筋をきちんと通すのが当然なんですけど…」と神妙な面持ち。ただ、城島の母は、1人っ子の城島が父になることをとても喜んでいたという。菊池の母親については「年下なんです。43歳くらいで。笑えないです」と自虐的に話して笑いを誘った。

TOKIOは昨年、ベースを担当していた山口達也(47)が脱退。現在は音楽活動を休止している。デビュー25周年を迎えた今年、一部で解散説も報じられたが、城島は「30年、40年と続けていきます」と誓った。「物事は終わるのは簡単で、続けていくことって大変な部分があると思う。やはり自分たちの頑張っていこうという意思が大事。自分を奮い立たせるためにも(誓った)」と明かした。

グループの音楽面を手がける長瀬智也(40)らメンバーたちと、今後の音楽活動について話し合っているという。「いい時もあれば悪い時もあって、それを乗り越えてきたのがTOKIO。デビューの時のキャッチフレーズ『ダテに待たせたワケじゃない』をひっさげて、またどーんと出られるように今は腕を磨いています」と前向きに語った。

一家の大黒柱、TOKIOのリーダーとして、来年50歳を迎える城島が走り続ける。【横山慧、大井義明】