TBSの戸崎貴広(56)井上貴博(35)江藤愛(33)田村真子(23)各アナウンサーが29日、都内で朗読会を開催した。

同局アナによる朗読会は今回で5回目。今回は昨年、映画化もされた作家川口俊和氏の人気短編小説集「コーヒーが冷めないうちに」から厳選した3作を4人が生朗読し来場者を魅了した。

約10年ぶりの朗読だという江藤アナは「最初、慣れなくてものすごく棒読みで。それに、『結婚して下さい』とか『愛していたのに』みたいなセリフは、普段使わない言葉なので経験値がなくて困ってしまいました」と苦笑いしたが、「女優になった気持ちで頑張りました」と明かした。一方、入社2年目の田村アナは朗読は新人研修以来だといい、「自分では感情を乗せているつもりでも、棒読みになってしまうんです。でも、別の人格に感情を乗せてやるっていうのは楽しいなと思いました」と、普段の仕事と近くて遠い朗読の楽しさを明かした。

普段は同局の夕方のニュース「Nスタ」で硬派な井上アナは、「(自分の朗読を)録音して聞いたのですけど、気持ち悪いなって(笑い)。録音している自分に恥ずかしくなったりもして。ナレーターさんと俳優のみなさんとか声優さんとかリスペクトしますね」と語った。

また、普段はスポーツ実況が多い戸崎アナは本番前「感情を入れると変になるので」としていたが、本番では感情あふれる名朗読で会場の涙を誘った。

今回、ケーブルテレビのJ:COMの会員約1万人の応募があり、80人が当選した。次回は12月に開催予定だという。