闇営業の仲介で6月4日に吉本興業から契約を解除された、カラテカ入江慎也(42)が28日夜、東京・渋谷ハチ公前広場で「チーム渋谷888(はちみっつ)」のボランティア活動に参加して清掃活動を行った。入江の参加は先月18以来、40日ぶり。

3日後にハロウィーンを控え、プレ仮装する若者でにぎわうハチ公前に入江の姿があった。午後8時すぎ、黒のパーカーにジーンズ、スニーカー姿で現れると、虎挟みを手に黙々とゴミを拾い始めた。

入江の姿に気が付いた若者が「オッ、入江だよ」とスマホを向けることもあったが、大分部の人は気が付かずに通り過ぎた。集めたゴミを分別して、40分ほどで作業は終了。入江は15人ほどの仲間と記念撮影、握手を交わしてハチ公前広場から立ち去ろうとした。声をかけると足を止めてくれた。しばらく姿を見せなかったのは、清掃作業のバイトや他の用事で忙しかったからだという。

闇営業問題で吉本興業から契約解消された雨上がり決死隊・宮迫博之(49)の復帰へ向けて、明石家さんま(64)が「みんなで一緒にオフホワイトからブラックに、そして白紙に戻った男を囲む会」を主催、業界関係者に招待状を送ったことについて聞くと、「僕には何も」と寂しそうに笑った。その後は「この後に用事が」と言って、渋谷の巨大スクランブル交差点の人混みに消えていった。

チュートリアル徳井義実(44)の1億3800万円に及ぶ税の申告漏れで、芸人の個人事務所が注目を浴びている。入江は自身の会社「イリエコネクション」を都心から都内の実家に移し、清掃業で再起を図ろうとしている。