沢尻エリカ容疑者(33)の逮捕を受け、出演予定だった来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(1月5日スタート、日曜午後8時)について、NHKが撮り直す方針を固め、代役を選考中であることが18日、関係者の話で分かった。

関係者は「演技力もあって1年近くスケジュールを押さえられる女優を探すことが非常に難しいらしい」と、代役選考に苦労しているとした。また、一部セットもすでに取り壊し済みという。

収録は6月に始まり、すでに10話分を収録済み。沢尻容疑者は斎藤道三の娘、後に織田信長の正妻となる準ヒロイン的な帰蝶(濃姫)役。長谷川博己が演じる主人公明智光秀と絡むシーンが多く、初回から作品終盤まで登場予定だった。

NHK広報部はこの日も「対応を検討中」としている。代役選考と日程調整が難航すれば放送開始の延期と放送回数が減る可能性もある。