天海祐希(52)が主演する日本テレビ系連続ドラマ「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」(来年1月スタート、土曜午後10時)のキャストが28日、発表された。

「世界のクロイワ」の異名をとり、マスコミにもたびたび取り上げられるスター脳外科医・黒岩健吾役を椎名桔平(55)が演じる。

そして、幼い頃から何事も1番だったエリートだが、実技がからっきしな新人の専門研修医・小机幸子役を広瀬アリス(24)が演じる。永山絢斗(30)は手技に絶対的な自信をもつが同僚にも患者にも心を開かない孤高の医師・西郡琢磨を、医師としては平凡だが、人の適材適所を見分ける能力にたける脳神経外科部長・今出川孝雄役を三浦友和(67)が、病院近くのBAR『カサブランカ』のオーナー・来島達也役を古川雄大(32)をそれぞれ演じる。

椎名は「世界的な脳外科医という役どころですが、そこに至るまで彼がどうやって闘ってきたのか、軽い印象を与えるせりふが多い中で、その部分を感じさせる表現を心がけなければ」と意気込みを語り、広瀬は「大先輩がたくさんいらっしゃる現場なのでとにかく楽しみです。天海祐希さんとご一緒するのも初めてなので、天海さん演じる深山と私が演じる小机とのやりとりのシーンがどんなふうに出来るのかワクワクドキドキしています」と最年少らしいコメント。

孤高の秀才を演じる永山は「独特な個性と手技に絶対的な自信を持つそれぞれのキャラクターが、ぶつかり合い、患者を救っていく中で見えてくる複雑な過去の背景など、絡み合って複雑化していく様子が魅力的で心ひかれました」と役の魅力を語った。

天海の上司役の三浦は「天海さんのパワーに押されっぱなしにならないように気合を入れて臨みます」と宣言。医療系ではない役どころの古川は「脳外科医の皆さんとは離れたところにいますが、来島の振る舞いによって、みんなが『またカサブランカに行きたい』と思う空気を自然に作り出せていければと思っています」とコメントした。

今作は天海演じる脳動脈瘤(りゅう)のスペシャリスト医師、深山瑤子がくせ者の同僚たちと衝突しながら奮闘するドクターストーリー。脚本はフジテレビ系「コードブルー」シリーズや「医龍」シリーズなどの医療系ヒットドラマを手がけた林宏司が実際の脳外科医と話をしながら10年近くかけて構想を練ったものだ。

「女医ドラマ」といえば米倉涼子(44)主演のテレビ朝日系「ドクターX」がヒットしているが、今作も久々のベリーショートカットで臨む天海が、「女王の教室」以来14年ぶりに演出家の大塚恭司氏とタッグを組んだ注目作だ。