ビヨンセ(38)が過去に数度にわたり経験したという流産について、Elle誌1月号のインタビューで初めて告白した。ビヨンセは2012年、夫ジェイ・Z(50)との間に8歳になる長女ブルー・アイビーを出産。さらに、2歳になる双子のルミとサーをもうけている。

流産というつらい経験を通じ、人生が教えようとしている深い意味を探し始めたというビヨンセは、「今は自分にとって、成功というものが違って見えます。すべての痛みや喪失は、実はギフトだと悟りました。流産の経験は、誰かの母親である前に自分自身の母親である必要があることを教えてくれたのです」と語った。

さらに、長女のブルー・アイビーが誕生したことで、自らの目的への追求が以前より深いものになったとしたうえで、「ナンバーワンになることはもはや、私の最優先事項ではなくなったんです。私の真の勝利は、私をはるかに超えて生き続けるアートとレガシーを創造すること。とても、やりがいがあります」と語った。

アディダスとのコラボで、性別を問わないファッション・ブランドを新たに立ち上げようとしているビヨンセ。ミュージシャンとして、ビジネスウーマンとして、3人の子供たちの母親として、仕事と生活のバランスを取ることの難しさについては、「非常にストレスを感じますが、それが働く母親の人生というものです」としている。(ニューヨーク=鹿目直子)