NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の12日に放送された第64回の平均視聴率が18・5%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出している。

あらすじは、喜美子(戸田恵梨香)の帰りが遅くなり常治(北村一輝)は、マツ(富田靖子)に自分らと同じように駆け落ちしたのではないかと心配した。その話の流れを聞いていた百合子(福田麻由子)は「気持ちわる」と嫌悪感。そこに喜美子(戸田恵梨香)が八郎(松下洸平)と一緒に帰ってきた。照子(大島優子)の出産の立ち会いで遅くなり、無事に女の子が生まれたことを話した。八郎は常治と久しぶりに対面し、すぐさま帰ろうとするが常治から呼び止められ、改めてあいさつの続きをすることになった。常治は自分ら夫婦が駆け落ち同然で家を出て、これまでマツに苦労をかけっぱなしで、夢も叶えてあげることも出来なかったことを話し、喜美子にも経済的な不安をかけさせたくない思いから、将来が分からない陶芸家になる夢をあきらめて、丸熊陶業で働いて欲しいとお願いした、という内容だった。