俳優中井貴一(58)佐々木蔵之介(51)が31日、都内で、ダブル主演映画「嘘八百 京町ロワイヤル」(武正晴監督)初日舞台あいさつに出席した。

同作は18年1月公開「嘘八百」の続編。今作はお宝眠る古都京都を舞台に、幻の茶器を巡りだまし合いが繰り広げられる。中井は古美術店主の小池則夫、佐々木は陶芸家の野田佐輔を演じる。

撮影は冬の京都だった。中井は「予算が潤沢な映画ではなく、控室もトイレもなかった」と明かし、「みなさんに何とか見ていただき、次は『パリロワイヤル』で」とアピールした。佐々木は「地元京都での続編は幸せです」としたが、「僕は、次はフィレンツェでやりたいです」と笑った。

この日、広末涼子、友近、坂田利夫、加藤雅也、武正晴監督も登壇した。

武組初参加の広末は「いきなりテストからの撮影で相談もできなかったので、毎日が舞台に出ているようでした。撮影現場に入る日は朝3時に起きて、1人コソ練をしていました」と明かした。

冒頭のあいさつで「おもしろくなかったら忘れてください」と話した中井だったが、最後のあいさつでは「次回作がなかったら(初出演の広末と加藤の)2人のせいということで」と笑った。