芸歴10年以下の若手芸人が競う「第9回ytv漫才新人賞決定戦」の取材会が10日、大阪市内で行われ、ブラックマヨネーズ吉田敬(46)アンタッチャブル柴田英嗣(44)が今大会で初めて審査員を務めることが発表された。同決定戦は、古くは「上方お笑い大賞」の流れをくむもので、12年から現行スタイルで開催。一昨年は霜降り明星、昨年はからし蓮根が優勝している。

今年、3回の予選各回を勝ち上がったのは、蛙亭、ニッポンの社長、ビスケットブラザーズ、カベポスター、紅しょうが、マユリカの6組。大会の様子は3月1日に読売テレビで生放送(関西ローカル)される。

吉田と柴田の審査の印象を聞かれると、紅しょうがの稲田美紀(31)は「2人とも女性が好きなんで有利」。マユリカの阪本(30)は「見た目が汚くてもネタを評価してくれると思う。今回は泥仕合」と笑わせた。カベポスターの永見大吾(30)は「柴田さんには別の大会で審査してもらった。成長したところを見てもらえたら」と意気込んだ。

本番の抽選会も行われ、ビスケットブラザーズ、カベポスター、ニッポンの社長、蛙亭、マユリカ、紅しょうがの順番でネタを披露する。

蛙亭の中野周平(29)は付き合って6年になる彼女がいるといい「決定戦にいけたからプロポーズは確定。優勝したらOKが確定」と自信を見せた。

1番を引いたビスケットブラザースのきん(28)は「1番から最高得点で優勝を狙います」。芸歴10年目で最後の挑戦となったニッポンの社長のケツ(29)は「こんなにきしょい人間はいないので、そこを笑ってほしい」と意気込みを語った。