新型コロナウイルスの感染拡大で歌舞伎公演も軒並み中止の状況となった。松竹は27日、直営劇場での歌舞伎、演劇公演を、3月10日まで中止することと発表した。松本白鸚、中村吉右衛門らが出演する歌舞伎座の「三月大歌舞伎」をはじめ、市川猿之助らが出演する「スーパー歌舞伎セカンド 新版オグリ」(京都・南座、3月4日初日)が中止となる。

直営劇場以外でも、市川海老蔵が出演中の博多座「市川海老蔵 特別公演」は、27日午後4時公演から3月1日まで4公演が中止に。また、中村勘九郎、中村七之助が出演する「三月花形歌舞伎」(東京・明治座、2日初日)も10日まで中止となった。すでに、尾上菊之助が出演する国立劇場小劇場の「通し狂言 義経千本桜」(3日初日)も15日までの中止が発表されている。