NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の9日に放送された第133回の平均視聴率が19・6%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出している。

あらすじは、昭和59年正月、喜美子(戸田恵梨香)の家には、八郎(松下洸平)や武志(伊藤健太郎)、百合子(福田麻由子)ら家族がそろい、にぎやかに過ごした。その晩、喜美子ら3人は武志が研究所を出た後の就職先の話題になった。そこで武志は陶芸家となるための勉強を続けたいと話し、喜美子と八郎はアドバイスを送った。翌朝、武志は八郎が持ってきた喜美子の絵付けの師匠だった深野先生から届いたハガキの絵に見入っていた、という内容だった。