主人公の喜美子(戸田恵梨香)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の最終回が28日に放送され、喜美子の息子の武志(伊藤健太郎)が亡くなり、SNS上では武志ロスが広がった。

白血病になった武志は、衰弱していくなかでも喜美子(戸田恵梨香)と一緒に陶芸展に出品する作品を完成させた。しかし2年後の26歳の誕生日を前にして亡くなり、喜美子と大崎(稲垣吾郎)が武志の最後の作品を見つめ、武志の最後の様子を語り合ったという内容が放送された。

ネット上では「朝から涙腺崩壊。始まった途端、寂しさで涙が」と悲しむ声や「武志は最後までしっかり生きたんやな」などの書き込みがあった。

番組公式サイトのブログで、戸田恵梨香は自身が演じる喜美子が武志を思い切りハグするシーンを放送終了後に振り返り「白血病という病気と向き合っていなかったら、もしかしたらギュウすることはなかったのかもしれないと思うと、本当に一日一日が特別なんだなと思いました。私も15歳を演じて以来、声をガンとあげて『ギュウ~』と言いました。武志を抱きしめることの喜びがすごかったですし、とにかく幸せで...。本当に息子でしかなくて、『こんなにいとおしい子はほかにいない』と思いました」とコメントした。